債務整理とは?個人が利用できる借金解決方法について

  • クレジットカードやカードローンを使いすぎて返済が追いつかない
  • 返済を考えることで頭が重く、給料日が怖い感覚がある
  • 家族に借金をしている事を知られてしまいそう

借金の事を考えると精神的な負担が大きく、何より慢性的にお金がない状況を延々と続けなければなりません。

利息だけの返済がやっとで元金が一向に減らないため、これがいつまで続くかわかりませんし、そのことを計算して現実を考えたくもない状況に追い込まれてしまうのが自身の返済能力を超えてしまった借金というものです。

返済が滞ると信用情報にも傷がつくため、様々なデメリットが生じます
Aの文字は返済できていない状態を意味します(写真は信用情報機関CICのもの)

「お金」というものに支配されてしまっている人生を合法的に取り戻すことができる選択肢の一つに「債務整理」といった方法があります。

債務整理は個人の方でも行うことはできなくありませんが、できれば司法書士、弁護士などの専門家に相談し、どのような方法を行うのがベストなのか自身とって最善の解決方法どのようなものか知っておく事も重要です。

債務整理にも複数種類がありますので、まずどのような解決方法があるのかご説明致します。

民事再生・任意整理を行い借金を減額、返済していくことで確実に借金をなくせます
債務整理を行うことで毎月支払える返済額に借金を減額できるため、完済の道が開けます

債務整理を考えるのはどのような場合?

債務整理を考える時はどんな時なのか?検討すべき方は受けるデメリットよりもメリットが多い方でないと損をしてしまう可能性もあります。

債務整理を検討すべき方の事例
  • 利息だけしか支払いができておらず元金が全く減っていない状況が数ヶ月以上続いている方
  • 住宅ローンの返済を滞納する可能性が高い、または既に何度か滞納している
  • 自身の年収の1/2以上、クレジットカードやカードローンの残債がある

例えば、年収300万円の方がカードローン2社から100万円、クレジットカードのキャッシング枠から50万円借りている場合、年収の半分以上借り入れしている状態です。

借入先借入額金利月々の返済額
カードローンA社60万円14%6,000円
カードローンB社40万円18%13,000円
クレジットカード50万円18%15,000円

この場合、月々の返済額は合わせると34,000円。月収の約14%ほど返済していることになります。

この返済額であればまだ支払える方もいらっしゃるかもしれませんが、失業や給与の減額などで収入が減った場合は支出とのバランスが崩れ、返済していくことが困難になるリスクを秘めています。

まとめると、借金の金額が自身の手に負えない金額になっている可能性が高い方、また明らかに収入と返済のバランスが崩れている方が該当します。

また返済を行っていくにあたり返済される方の「返済能力」によって債務整理にもいくつか方法と選択肢があります。

債務整理の種類や特徴について

債務整理は大きく分けると、

  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産

があります。

これら債務整理は借金の減額効果の違いだけでなく、メリットやデメリットも異なり、しっかりと把握しておかなければなりません。

各債務整理のメリットやデメリット

代理人を立て、利息をストップし、現在の残高のみ返済するものから借金の全てを免責してもらう(借金が帳消しになる)ものまで種類があります。

最も「楽」だと言えるのは全て免責してもらう事ですが、選択肢により受けるメリットとデメリットは異なります。

以下の一覧表に各債務整理の方法によるメリットとデメリットをまとめましたのでご参照下さい。

債務整理の種類メリットデメリット
任意整理利息分をカット、借金を減額できる
催促や取り立てが止まる
整理する借入先(借金)を選ぶことができる
債務整理の中では低コストで利用できる
利用しても家族、他人、職場に知られにくい
過払い金が発生している場合、同時に手続きが出来る
減額できるのは利息分のみである
手続きを行う借入先でローン返済中の物は回収される
一定期間はローンやクレジットカードが作れなくなる
利用中のクレジットカードが使えなくなる
任意整理後の支払額を返済できる(収入がある)ことが条件となる
個人再生借金を大幅に減額できる
催促や取り立てが止まる
財産(住宅)を手放さずに利用できる
自己破産できなかった方でも場合によって利用できる
借金総額によっては費用対効果が低くなる
個人再生後の金額を返済できる(収入がある)ことが条件となる
一定期間はローンやクレジットカードが作れなくなる
利用中のクレジットカードが使えなくなる
官報に掲載される
手続きが複雑である
手続きが完了するまでに時間が掛かる
保証人・連帯保証人に迷惑がかかる
自己破産借金が帳消しになる
催促や取り立てが止まる
生活に必要とされる財産は回収されない場合もある
無職など収入がない人でも利用できる
高価な財産などを手放すことになる資格制限がかかる
浪費やギャンブルが原因の借金は不免責になる可能性が高い
ローンやクレジットカードが作れなくなる
借入先が選べず、全ての借入が対象になる
(利用中のクレジットカードが使えなくなる等)
官報に掲載される
手続きが複雑である
手続きが完了するまでに時間が掛かる
保証人・連帯保証人に迷惑がかかる

これらの方法から、あなたにとって最も良い方法を選択することから債務整理はスタートします。

債務整理の流れについて

そうや法律事務所が債務整理を受任した際の流れをご紹介致します。

任意整理の流れ
  1. 相談(無料相談)
  2. 委任契約
  3. 債権者への受任通知・債権調査
  4. 和解交渉
  5. 和解契約の締結
  6. 支払開始

債務整理の中でも手続きが難しくないのが任意整理です。相談後、必要な書類等をご提出いただければ、ご依頼者の方が行う手続きは基本的にありません。貸し手側(債権者)との交渉もお任せください。

個人再生の流れ
  1. 相談(無料相談)
  2. 委任契約
  3. 債権者への受任通知・債権調査
  4. 個人再生申立の準備
  5. 個人再生の申立
  6. 個人再生の計画案を裁判所に提出
  7. 認可決定
  8. 支払開始
自己破産の流れ
  1. 相談(無料相談)
  2. 委任契約(費用のお積み立て開始)
  3. 債権者への受任通知・債権調査
  4. 破産申立の準備
  5. 自己破産の申立
  6. 免責決定
そうや法律事務所
そうや法律事務所

どのような状況なのか?借金問題に対し、ベストな債務整理をご提案いたします。まずはお気軽にご相談いただければと存じます。

そうや法律事務所の債務整理費用について

費用は、分割払いなどご依頼者様に適切な支払い方法をご選択いただけますので、まとまった費用がないという方であってもご相談下さい。

またお電話でのお問い合わせ、面談でのご相談共に費用は頂いておりません。

法律相談料

無料

任意整理
着手金10,000円〜(債権者1社あたり)
報酬金10,000円〜(債権者1社あたり)
減額報酬10%
過払い金請求(完済の場合)
着手金無料
報酬金20,000円(債権者1社あたり)
過払い報酬戻ってきた金額の20%
自己破産(同時廃止・少額管財)
着手金300,000円〜
報酬金200,000円〜
個人再生
着手金【住宅なし・あり共に】
300,000円〜
報酬金【住宅なしの場合】
200,000円〜

【住宅ありの場合】
300,000円〜
そうや法律事務所
そうや法律事務所

借金の問題は、放置しておいても解決するコトはありません。たった1本の電話でも精神的にも大きな解消につながりますので、ご不安な点や不明点などありましたらそうや法律事務所へご相談下さい。

過払い金請求について

支払い過ぎた利息を取り戻すことができるのが「過払い金請求」です。

利息を支払い過ぎた可能性がある方はグレーゾーン金利で貸付されていた時期に長期間借り入れ、返済していた方が主に対象となります。

2006年12月以前はグレーゾーン金利と呼ばれる、年20%以上(利息制限法)の金利で貸付をしていた消費者金融やクレジットカード会社が存在しました。

つまり利息制限法で定められた金利以上ではあるものの、出資法に違反しない金利、グレーゾーンな金利での貸付が行われていた時期があり、この期間に借金をしていた方は過払い金が発生している可能性が高くなります。

2006年12月以降はこのグレーゾーン金利で貸付するケースも少なくなりましたが、2010年6月まで借金をしたことがある人であれば、過払い金が発生している可能性があります。

該当期間に消費者金融やクレジットカード会社でキャッシングをした経験がある方は過払い金が発生していないか?確認してみましょう。

時効の援用とは

時効の援用とは時効を成立させるために必要な手続きです。いわば、時効の援用を行わなければ、永久に時効は成立しません。

時効が成立すれば、借金を返す義務は消滅します。

時効の援用を行うためには、借り入れ先との取り引き(最終返済日)から一定の期間、消滅時効期間が過ぎていること、また時効の中断をされていないことが条件となります。

例えば消費者金融の場合であれば5年以上経過することで、消滅時効期間を満たし、時効の援用を行うことが可能です。

時効の援用は書面を作成し、借り入れ先(債権者)へ郵送し、援用の意思を伝えます。

書面の作成等はご自身でも行うことはできますが、消滅時効期間がどのくらいか?時効を成立させるためには正確に把握が重要です。

誰にも話せない借金の相談はそうや法律事務所へ

借金の問題は多くの方が誰にも相談できず、一人で抱えられています。

少しネットで調べれば司法書士や弁護士などの専門家に相談するというのは思いついても敷居が高いイメージが根付いておりますのでなかなか最初の一歩を踏み出せずにいる方も多いです。

相談する障壁が非常に高く感じられると思いますが、ご相談下さった御依頼者様は皆さん口を揃えて「もっと早くに相談すればよかった」と言っていただけております。

誰にも言えなかった借金の問題を口頭から発するだけでも楽になる事も多いですし、そうや法律事務所では、相談料は頂いておりません。

皆様のこれから踏み出す人生の大きな一歩。 当事務所が真心を込めて誠実に対応致しますので些細なことでも構いません。ご相談下さい。